
私的 ベストバウトをご紹介
これまで数多の名勝負が繰り広げられてきた FIFAワールドカップ。
第1回のウルグアイ大会から始まって、
6月から始まる北中米大会で23回目となる。
今回は 前回のカタール大会の試合の中から
個人的に記憶に残っている試合を、
振り返っていきたいと思う。
① 2022年 カタール大会 日本 × ドイツ( Group E 第1節 )
【1】両チームの試合開始までの状況
前回のロシア大会でベスト16入りを果たした日本。
しかし、決勝ラウンド一回戦でベルギーに劇的な展開で敗れ
苦汁を飲んだことから、
今回こそはベスト8進出という命題を課されていた。
しかし、同じグループEには、
優勝経験のある ドイツ、スペインの他に、
中米の雄 コスタリカが控える。
グループリーグ突破は、
不可能とは言わないまでも、
かなり難しいミッションと思われていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・
一方のドイツ。
バイエルン・ミュンヘンをUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝へと導いて
名将の仲間入りを果たし、
鳴り物入りで代表監督に就任した ハンジ・フリック監督の元、
前回大会グループステージ敗退の汚名を晴らすべく、
初戦から本気モード。
ドイツからすれば
同グループの強豪国 スペイン戦が次節に控えており、
他の2チームからは確実に勝ち点3が欲しいところ。
日本にとっても初戦の負けは、
ほぼグループリーグでの敗退を意味する。
願わくば引き分け以上、
最低でも最少失点での敗戦が義務付けられた状況だった。
決戦の舞台となるのは、
ドーハの ハリーファ・インターナショナル・スタジアム。
キックオフは午後4時。
気温25℃、湿度41%と
日中の暑さは少し残るが、
強豪国と相まみえるには絶好のコンディションと言える。
・・・・・・・・・・・・・・・
ドイツのフォーメーションは 4-2-3-1。
最後尾に構えるは、
レジェンド・ゴールキーパー ノイアー。
ディフェンスラインは右から ズーレ、リュディガー、シュローターベック、ラウム の4枚。
ボランチの ギュンドアン、キミッヒはどちらも
ゲームメイクのセンスに優れ、
特に キミッヒはプレースキッカーも任される
チームの屋台骨のような存在。
攻撃的な中盤は3枚で、
ベテランのミュラーに
新進気鋭の ムシアラ、ニャブリが組むバランスの良い布陣。
1トップには、193㎝と大柄ながら、
テクニックにも定評のある ハヴァーツと
スキのないメンバー構成だ。
・・・・・・・・・・・・・・・
対する日本は 4-2-3-1。
ゴールキーパーに 権田。
ディフェンスラインは 右から 酒井(宏)、吉田、板倉、長友。
2ボランチが 遠藤航、田中碧。
両ウィングの右に伊東純也、左が久保。
トップ下の位置に、
前のシーズンでヨーロッパ・リーグ優勝を勝ち取り、
攻撃のエースとして期待される 鎌田。
スピードが武器の1トップ 前田大然は、
ファーストディフェンダーとしての重要な役割も担う。
・・・・・・・・・・・・・・・
スタジアムに柔らかな夕日が差しこむ中、
歴史に残る熱戦は幕を上げた。

コメント