孤旅 #119 スペイン

スペイン セヴィリア セヴィージャFC エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン 一人旅
セヴィージャFC × デポルティーボ・アラベス / エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン

2016 10月1日 (土) Córdoba ~ Sevilla ②

セヴィージャFC × デポルティーボ・アラベス( 試合開始 ~ 前半 )

今回 セヴィージャFC の試合を見ようと思ったきっかけは、

日本代表MF清武弘嗣が観たかったからだ。


セヴィージャFCは、

ヨーロッパの主要なカップ戦 UEFAヨーロッパ・リーグ( EL )において、

2013-2014 シーズンから昨シーズン( 2015-2016 シーズン )までの三年間

連続で優勝を果たしている名門クラブだ。

今夏 チームに加入した清武弘嗣は、

先日行われた シーズンが始まる前に行われる公式戦、

昨季のCL王者 レアル・マドリード との

UEFAスーパーカップにスタメンで出場し、

まずまずのプレーを見せた。

私もたまたまその時の試合をテレビで見ていて、

スペインを訪れた際には、

ぜひ彼が所属する セヴィージャFC の試合を観てみたいと思い、

今回の観戦となった訳だ。


スペイン
セヴィリア
セヴィージャFC
エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン
間もなくキックオフ!

遅れて会場に着いたため

開始前に行われるスタメン紹介を

見逃してしまっていた。

ピッチ上の面子を見て

清武 がスタメンでないのは確認できたが、

ベンチメンバーに入っているかどうかすら分からない。

清武は、シーズン開幕当初こそ

テクニカルなミッドフィールダーとして

スタメンを任されることもあったが、

ここ数試合 出場機会を得ていなかった。

清武加入の少し後、

急遽補強された 同じポジションの元フランス代表MF、

ナスリ にポジションを奪われた形だ。


試合が始まると、セヴィージャは

その ナスリ を中心にゲームを組み立てていく。

正直、彼以外でネームバリューのある選手は見当たらなかったが、

( ラ・リーガはそこまで詳しく追っているわけではないので、

私自身が選手を知らないのもあるが・・・)

三年連続EL優勝の実力は伊達ではなく、

セヴィージャ以上に聞いたことの無い選手ばかりの

アラベスを圧倒する。

特に前半は、

MFナスリ と中盤の底の15番の選手( エンゾンジ )の出来が良く、

攻撃では ナスリ がドリブルとパスを

小気味よく使い分けながらゲームを作り、

スペイン
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セヴィージャFC
エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン
アラベスゴールに迫るセヴィージャ

守備では その MFエンゾンジ が大きな体格を活かして

一人でアラベスの攻撃の芽を摘んでいた印象だ。

試合は圧倒的なセヴィージャペースだったが、

前半は両チームとも無得点で終了した。( 0-0 )


ハーフタイムに入り トイレに行って戻った際、

隣りの日本人の女性二人組に話しかけてみた。

二人は私より少し、

いや だいぶ年上と思われる妙齢のご婦人方で、

子育ても終わり、

今後間近に迫る老後が訪れる前に ヨーロッパに羽根を伸ばしに来た、

仲良し主婦二人組と言ったところだ。

別に清武を観に来たセレサポ( セレッソサポーター )という風でもなく、

旅のスケジュールがたまたま空いていたので

観戦に訪れたといった感じだ。

こちらから話しかけると、

一応当たり障りのない受け答えはしてくれたが、

女二人の気ままなヨーロッパ旅行に

出自の分からない、イケメンでもない中年男に

水を差されたくないオーラがありありと出ていたので、

それ以降話しかけることはなかった

こちらとしても、たまたま隣りに座った日本人同士で

何も話しかけないのもどうかと思い、

お義理で話しかけただけだったのだが、

実にノリの悪い返しだったので、

却って試合に集中出来ると有難く感じ、

それからは 後半のプレーに集中することにした。

( 前半は 何となく隣りの目が気になって、

声を上げたくても抑えていた場面もあったのだが、

後半は特に周りを気にすることなく観戦出来た。

ちなみに 件の主婦二人組は、

今 巷を賑わせている

いわゆる ‶ 美魔女 ” といった層とは全く違った雰囲気の、

昔で言うところの ‶ ○○タリアン ”といった風情であったため、

後半は二人の存在を 意識から完全に消し去ることが出来たのは

不幸中の幸いだった。)

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