FIFAワールドカップ 思い出のBest Bout カタール大会編②

カタール・ワールドカップ 宣材写真 サッカー サッカー
数々の名勝負を生んできたFIFAワールドカップ

【2】各チームのフォーメーション

日本のフォーメーションは、3-4-2-1

ゴールキーパーは不動の守護神 権田。

3バックは、右から板倉、吉田、谷口。

2ボランチに 守田と、田中碧。

ウィング・バックは 右に伊東、左が長友。

前線は 2戦目の上田綾世から前田に戻し、

その下の2シャドー=インサイド・ハーフ、鎌田と久保が前線をサポートする。

好調の MF三笘、MF堂安は

この日もベンチからのスタート。

森保監督の采配にも注目だ。

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対するスペインは、4-3-3 の布陣。

ゴールキーパーは A・ビルバオ所属の ウナイ・シモン。

ディフェンスラインが

右から アスピリクエタ、ロドリ、パウ・トーレスに

19歳になったばかりで初先発のバルデ。

中盤は逆三角形の底にブスケツ、

前の2枚に若手の ガヴィ、ペドリ と

バルセロナのセットで構成。

前線1トップに2試合連続得点中の モラタ。

右ウィングに突破力のある ニコ・ウィリアムズ、

左ウィングには テクニックに優れる ダニ・オルモと、

ラ・リーガ所属の選手を中心とした

豪華なメンバーだ。

その上 控えには、

東京五輪で若き日本代表に苦汁を舐めさせたスーパー・レフティ

FWアセンシオや、

ベテランの 左SB ジョルディ・アルバ が控える。

監督は、選手としてのキャリアも一流で、

監督転身後に指揮した バルセロナ では

メッシ、スアレス、ネイマール を擁し主要タイトル三冠を獲得。

後に率いる パリ・サンジェルマン でも

チャンピオンズ・リーグ連覇を成し遂げることになる、

名将 ルイス・エンリケ。

選手たちの フィールド内でのパフォーマンスのみならず、

監督同士の駆け引きも大きな見どころの一つだ。


【3】試合序盤での失点

スペインのキックオフからスタート。

バックラインから丁寧にボールを繋いでくるスペインに対し、

守備時には5バックの形になって3ラインをコンパクトに保ち、

5-4-1の形で迎え撃つ日本。

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開始5分、

右サイド CF前田のボール奪取から

オーバーラップする MF久保へのパス。

久保はドリブルでタッチライン際まで侵入し

マイナスのクロスを上げるも、

ディフェンダーに阻まれる。

6分、今度はスペインの攻撃。

CBパウ・トーレスから MFガヴィにボールが入る。

ガヴィから右サイドの WGニコ・ウィリアムズにボールが渡り、

縦への突破から中にクロスを入れるが、

FWモラタには合わず ディフェンダーがクリア。

こぼれたところを MFバスケツが左足で狙うも、

これは大きく枠を外れる。

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8分、日本のビッグチャンス。

日本自陣から CF前田のスピードを活かしたスルーパス。

これはディフェンダーに阻まれ、

スペインがそのまま自陣深くでパスを繋ごうとするも、

MFブスケツがまさかのトラップミス。

これを 前田がペナルティエリア内で拾って

すぐ横にいる MF久保へと繋ぐ。

久保は MF鎌田へロビングのパスを上げるが、

これがスペインディフェンスにクリアされ、

混戦の中 ボールが再び鎌田の足元へ。

鎌田は広い視野を活かして、

右サイドから上がってきた WB伊東にダイレクトパス。

伊東が右足で狙うが、

シュートはサイドネットをかすめた。

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ここまでは一進一退の攻防。

日本の思惑通り、前線の守備から二度チャンスを作り出し、

上々の立ち上がりだ。

しかし、ここから自力で勝るスペインが

その真の力を発揮していく。


日本は5バック気味で守るため

どうしても前線が手薄になり、

相手センターバックの2枚を

CF前田が1人でケアせざるを得ない状況に。

すると、どうしてもそのうちの1人に

フリーでボールを持たれてしまう。

それを見越してか、左CBのパウ・トーレスが

精度の高い左足で

中盤に次々と良いボールを供給し始める。

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9分、

その パウ・トーレスが

前線と中盤の間のスペースに入り込んだ

MFペドリに縦パスを入れる。

ぺドリは 狭いスペースで前を向くと、

CFモラタとワンツーで抜け出し、

左タッチライン際の WGダニ・オルモへスルーパス。

これには WG伊東が対処するが、

ダニ・オルモがオーバーラップしてきた 左SBバルデにヒールで落とすと、

バルデはドリブルでペナルティエリア内に侵入。

マイナスのクロスを上げるが、

下がってきていた MF守田が何とかブロックし

コーナーへ逃れる。

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スペインの左サイドバックは

前の2試合 不動の ジョルディ・アルバ が先発だったが、

日程と日本との力関係を考慮してか、

若手の バルデ を初めてスタメンで起用。

同じように、この日のスペインは主力の何人かを温存。

バルデは前節までの2試合は途中出場。

弱冠19歳の若手を徐々に慣らしながら

主力に休養を与え、

長いトーナメントを勝ち抜くスペインの算段だが、

これが試合にどう影響してくるのか。

ルイス・エンリケ監督の手腕が試されるところだ。


直後のスペインの左コーナーは

ショートコーナーを選択。

MFぺドリから戻ってきたボールを

WGダニ・オルモがインスィング気味に速いクロス。

これに ニアサイドの CFモラタがヘッド合わせるも、

GK権田の正面へ。(*モラタはオフサイドポジション)

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11分、再びスペインの攻撃。

中盤でパスをつなぐスペインに対し、

日本の3ラインは

ペナルティエリア付近まで下げられてしまう。

右サイドの WGニコ・ウィリアムズにボールが渡る。

ニコ・ウィリアムズは走りこんだ MFガヴィにスルーパス。

ガヴィがクロスを入れるがこれを MF守田がクリア。

ニコ・ウィリアムズが再びボールを拾い、

右SB アスピリクエタに落とすと、

右足から放たれた精度の高いクロスは、

CB板倉のマークを外しフリーになった CFモラタの頭へ。

高い打点からのヘディングシュートを至近距離から受けた

GK権田は反応することが出来ず、

日本は スペインにあっさりと先制を許してしまう。(0-1)

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アスピリクエタのクロスの精度もさることながら、

モラタの冷静なフィニッシュは

流石は乗りに乗っている男。

これで3試合連続のゴールとなった。

日本はずるずるとディフェンスラインを下げられてしまい、

右に左にとボールを回される中、

ゴール前で最も危険な相手をフリーにしてしまった。

一度は弾き返したものの、

吉田と板倉のマークの受け渡しがはっきりせず、

二人ともボールウォッチャーになってしまった。

悔やまれる失点だ。


【4】スペイン 圧倒的な支配力

その後も日本は劣勢を強いられる。

CBパウ・トーレスが積極的にパスを供給し、

同じ FCバルセロナの名ミッドフィールダー、

イニエスタの後継者とも言われる MFぺドリが

所狭しと中盤で躍動する。

中盤の底で MFブスケツがタクトを振るい、

CBロドリが最後尾でラインを引き締める。

右サイドの WGニコ・ウィリアムズも

何度か突破からチャンスを演出。

前線には 絶好調男の CFモラタ。

まさにつけ入る隙が無い。


23分、24分にもスペインに好機を与え

防戦一方の日本。

前半30分でのボール支配率は、

日本 13% に対して、

スペインが 驚異の80%。(ルーズボール 7% )

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スペインの若干の攻め疲れもあってか、

日本は30分過ぎごろから

徐々に前目からのプレッシャーをかけ始める。

しかし、その分意識が前のめりになり、

谷口、板倉、吉田のセンターバック3人がそれぞれ

1枚づつイエローカードをもらってしまう。

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45+1分。

右サイドでボールを受けた WGニコ・ウィリアムズが

ドリブルで攻め上がりシュート。

これは枠を大きく外れるが

レフェリーはコーナーキックの判定。

スペイン左からのコーナーキック。

WGダニ・オルモのキックを GK権田がパンチングで弾いたところで

前半終了の笛。


失点1で何とかしのいだもののの、

スペインの圧倒的支配力に

まさに虫の息の日本。

しかし終盤からは前目の位置からプレッシャーをかけ始め、

徐々に守備も機能してきた印象。

一方のスペインも、ほとんどの時間でゲームを支配しながら、

ボールを大事にしすぎる余りか

シュート自体はさほど多くなく、

決定機も数えるほど。

後半に向けては早目に追加点を上げて、

決勝トーナメントを見据えた選手交代で

主力を温存したいところ。

それぞれの思惑が絡み合う中、

運命の後半を迎える。

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